団塊世代の不安な思いをプラス思考に変えること

 本日は、団塊世代のご夫婦が相談に来られました。

夫婦二人暮らしで、どちらかが要介護状態になった時のことが不安で、早めに介護や保険について知りたいとのことでした。

 地域つながり員 相談員が他の来客の接客中でしたので施設長が対応させていただきました。

 

 近隣の方はお分かりだと思いますが、JR宇都宮線の団塊世代の悩みは日本全国の他の地域とは比べ物になりません。郊外へ移住してきた方の数が多く、ご近所とのつながりがほとんどないからです。「今のうちに引っ越そうかと思っている。近くの高齢者も引っ越していく方が多いですし。」とのことでした。

 

 以前は巡回バスがあったけれども、現在は交通機関も街中にはほとんどありません。

 

夫:「不便な街ではないんですよね。若い方にとっては。湘南新宿ラインも上野東京ラインもあるし。自分も都内で働いていましたから。」

妻:「50代で越してきたから、私はいいけど、お父さんが近所とのつながりがなくて。認知症にならないか心配です。」

 

 この手の相談は今日が初めてでしたが、これから増えるでしょうね。

 

「元気高齢者の”生きがい””つながり””予防”、街づくりに必要な”自助””互助”、ボランティア活動やってみてはどうですか?」と提案しました。

 

 そういう”機会”と”場”の提供が、これからいなほの里と課題だと感じています。

 

 いなほの里の地域つながり員一同、4月から目に見える新しいことを始めていきます。

はじめは完成度も低く未熟なものです。

しっかりと形になるまでに3年はかかるでしょう。

まずは、福祉マインドに楽しみをプラス。

 

小さなこと、自法人の生活圏域から始めていき、

賛同して協力してくれる地域の方を増やし、

どの世代も暮らしやすい街をつくる。

 

自分ごとだと思って街づくりに参加していってくれる方が増えると幸いです。