毎日毎日、大変なお仕事をしていただき本当にありがとうございます

 リフレッシュ休暇の多い8月に、腰痛で療養のため働けない方、突然退職される方がおりまして、ギリギリの人数で8月に入りました。このような状況ではどうしても、休日に出勤していただく方が必要となります。自ら率先して”自分この日は出勤できます。”と言ってくれる職員さん、”夕方だけでもきます。”と言っていただける職員さん、”8月は日数増やします。”と言ってくれる非常勤の方、みなさまのご協力に感謝しております。

 365日24時間、利用者の生活を支えていくことは並大抵のことではありません。人が少ない日にも、嫌な顔一つせず対応する職員さんを見ていると、なんと出来た人たちなのだろうと感心します。

 全産業の労働者人口が不足していく中で、介護業界も例外ではなく必要最小限人員で質(介護保険内)を保っていく必要があります。一昨日は、2025年の埼玉県介護人材充足率77.4%と同等の状況を自施設で体験しました。その日に、実際に現場で介護をし、2025年の介護施設の状況を体験してよかったと思いました。その時代の介護施設に、何が本当に必要なのかが理解できたからです。

 いなほの里の職員の皆さまが、埼玉県の介護人材不足がどんな状況になったとしても、疲弊して介護の仕事自体をやめていくことがないように、しっかりと準備していきます。

 

 毎日毎日、介護職員さんをはじめ、施設運営にかかわる皆様には大変なお仕事をしていただき本当に感謝しております。ありがとうございます。

 

 

余談ですが。。。。

”人がいないから”転職を考えている埼玉県介護職の皆さまへ

 

 日ごろから就職フェアやジョブフェアに参加していますが、先日、福祉の仕事就職フェアに参加させていただいた際の感想です。先日も転職を希望する方が多く参加されており、どのブースでも転職を考える理由を確認されておりました。印象的だったのはやはり”人がいないから”です。埼玉県の介護職員のみなさま、”人がいないから”という理由での転職は考え直された方がよいと思います。そもそも、埼玉県の介護人材充足率は現在約90%です。なので、どこに行っても人数で負担を軽減することはできないはずです。どこも1欠か2欠。なので、”人がいないから、どうするか”を考えてください。

 

 経験者であってもすぐに新しく務める施設では1人前介護職ではありません。人がいないからを理由に県内みんなで転職していると、埼玉県中の施設が”いつも、経験者であっても新人だらけ”となってしまいます。人さえいればどうにかなる、人がいくらでもいる、そんな時代は終わりました。県内を危機的な状況にしないためにも、一度、今のチームのみんなでどうしていくのか考えてから、転職を考えましょう。現在はまだ、転職の多い方を採用する施設もあると思いますが、この1年でなくなると思います。「経験者がいい。でも転職の多い方を入れるぐらいなら、未経験を入れてください。」これが、”人がいないから、どうするか”を考える介護職の考えですから。