時事的な話題で、目を引くタイトル付けですが。

 時事的な話題で、介護職員さんの平均月収がついに30万円を超えたというと4/10の厚労省の発表は、介護業界で誤解を招きそうだなと思いました。平均年齢、平均勤続年数、平均年収そこから割出しての平均給与30万円ですから。単純な月給ではありません。
 なので、大雑把にいうと、目安として、43.2歳 勤続7.6年の介護職員さんの年収は360万程度、というところではないでしょうか?転職が多い業界だから全体の年収がベースで考えると低くなる。もちろん月給も。
 
要するに、20代後半、遅くとも30代からは勤め上げること、が大切です。
 
退職金のことも考えて。退職金あり、とだけ確認してはダメですよ。どういう制度なのかが大切です。私たちの法人の退職金の制度は「介護福祉業界の退職金が少な過ぎること」を課題と感じたところから作り直しました。例えば、出世することがなく、あるいは役職につかないという選択をされた方が、一般職で45年勤め、少なく見積もって月給25万円の方がいたとして、それでも1500万ぐらいの退職金が出るように制度設計をしています。「まじめに」「コツコツと」「真剣に」勤め上げた方が、豊かに暮らせるようにというと思いで作られています。
※退職金の計算には、法人が加入している各退職金制度の現在の状況に基づいています。
まとめると、
介護は自立支援ケアで明るく前向きに、転職ではなく勤め上げることが大切ということです。介護福祉は大変だけど、良い仕事だと思います。