デイサービス等の休業要請、メディアから問い合わせがありました。

休止すべきは?、と聞かれましたので特養併設ショートと特養併設デイですと答えました。(特養、老健等です。)

 休業要請については、サービス形態で判断ではなくて、各事業所の環境的(併設型や職員が兼務している場合、リスクが高いです。)な要因に応じて休業要請をする必要があります。事業者がそのことを自覚して自発的に休業するのが一番です。
 経済的な支援も準備された状況ですので、厳しいのは十分理解できますが、ある程度バランスシートが健常であればできるはずです。感染拡大防止の「公の精神」が大切と思います。


以下、3月15日のブログの再掲です。

明日、3/16はフジテレビ「直撃LIVEグッディ」にでるかもです。出ているとすれば、在宅系介護サービスの話をしていると思います。ショートステイ、デイサービス、訪問介護です。


 特養いなほの里は、併設ショートステイを休止しています。
 もっとも危ないのは特養併設のショートです。単独ショートは感染リスクを承知の上で利用される分には良いのではないかと思いますが、併設ショートステイ利用者は特養への感染症の持ち込みリスクがもっとも高いです。
 次に危ないのは特養併設デイです。併設デイ利用者は特養への感染症の持ち込みリスクが非常に高いです。
 その次は、デイサービスです。多数の方々集まる集会と同じような感じです。クラスターを生みかねません。
 
 休止すべきは?、と聞かれましたので特養併設ショートと特養併設デイですと答えました。

 名古屋のデイサービス休止の件はどう思われますか?、と聞かれましたので、ありだと思います。感染拡大予防のためやむを得ないと思います、と答えました。

 今回の新型コロナの経営への営業は?と聞かれましたので、現時点で特養は3%減収(月90万)と伝えました。意外と少ないと感じられる方もいると思いますが、全国の特養の年間の平均利益は1.6%ですから、全国の平均的が赤字になるということです。平成29年度経営実態調査で3割が赤字なので、きっとコロナの影響が半年続くと5割以上の特養が赤字になります。

 デイサービスはどうなりますか?と聞かれました。この先は、テレビで放送されると思います。

 介護事業所は地域のインフラです。なくなっていい事業所はありません。休止できない理由はいくつかありまして、・・・とこの先もテレビでお願いします。

 介護事業所が今取り組むべきは?と聞かれましたので、感染症拡大の予防に全力をあげることです、と答えました。あとは貯金の少ないところは資金繰りです。

 国への要望は?と聞かれましたので、福祉事業の大半は“福祉の人”がやっています。目の前に利用者さんがいて、その家族がいて、危険を犯しても頑張ろうと思ってしまうところもある。それを止めるために命令するマネジメントです。あとは資金繰りの支援です。必要のない事業者はほとんどないですから。今だけのことでなくこれから先の長期的な支援で事業所が持続することができるような支援が必要だと思います、と伝えました。

 資材不足とは違う、事業継続の危機について話しました。もう新型コロナは後半戦だと思っています。気を緩めずに、業界を挙げて、感染症予防対策をやり切る必要があります。

 いなほの里の職員のみなさま、全国の介護事業者の皆様、ここからが後半戦です。絶対に感染症予防に成功する強い意識を持って、乗り切りましょう。よろしくお願いいたします。