小中高等が休みになったら”企業(施設・病院を含む)が空きスペースで企業内学童をやる”という熊本震災の教訓があります。

 本日、季節を感じさせる名称の週刊誌から電話取材を受けまいた。「小学校も休校要請で、ただでさえ人材不足の時代に、介護施設はどのような状況でしょうか?」という趣旨の内容です。「小中高等が休みになったら”企業(施設・病院を含む)が空きスペースで企業内学童をやる”という熊本震災の教訓があります。」と回答しました。「なるほど。それは良いですね。」とのことでした。

 

 例えば介護施設の多くは、会議室や研修室などのスペースが活用できます。いなほの里の場合は3Fに会議室があります。利用者さんとの接触なしに、非常階段で行けます。ですので、そのスペースでお子さんを預かり、職員が交代で見守ることで、臨時の学童的な対応ができます。中高生にも来ていただければ、中高生が見守りできると思います。どうしても、子供を連れて出勤するしかない場合は、こういう方法で乗り切るしかないと思います。熊本震災の時のある病院の対応です。そういう時に組織全体で全体最適を考えられる法人でありたいです。

 

 小中高などの休校要請に伴い、「企業は柔軟な対応を」という表現に、地域も職場も多種多様であり、それぞれの組織に対する”創意工夫で危機を乗り越えて欲しいというメッセージ”であったと感じます。失敗もするし、上手くいくこともあります。一喜一憂ぜずに、ピンチでも平然と対応できるそういう組織でありたいと思います。