10月に登壇するセミナーのメルマガメッセージ。ブログにも掲載します。

LGBTQの基本的な知識を学び、当事者の声を聴く!!
『医療福祉施設におけるLGBTQの効果的な受け入れ環境整備の実際』
   ~LGBT理解増進法をはじめ、LGBTQの正しい理解や受け入れ環境整備と職員教育、そして経営トップ・経営幹部の役割などを分かりやすく指導~
 
今回、本セミナーでご登壇いただきます、
社会福祉法人白岡白寿会 理事長 山崎文博様より
開催に向けたメッセージをいただきました。

=========================
<メルマガをお読みの皆さまへ>

社会福祉法人白岡白寿会 理事長 山﨑です。

皆さまの大切なお時間をいただき、人材確保、定着、生産性向上(育成)という視点で
ダイバーシティー&インクルージョンについて御伝えさせていただきたいと思います。

人口減少、働き手不足の時代において、多様な人材の活用、多様な働き方の実現を実践していくことは
企業としての持続可能性を大きく左右することになると考えられます。
数年前に、多様な働き方を国が進めていく際に、2台のバスのイラストがあったことを
覚えている方も多いのではないかと思います。
様々なライフステージの特徴を表すキャラクターの方々が乗ったバスは満車で各キャラクターの表情も生き生き、
一方である種限られた特徴のキャラクターの方々が乗ったバスはガラガラで各キャラクターの表情は曇っている。

まずは、このイラストを多様なジェンダーアイデンティティを持つ人々に選ばれる職場と、
そうではない職場に置き換えて考えてみることも大変良いきっかけになるのではないかと思います。

続いて、人口減少、働き手不足の時代において、
限られた人材数の中で生産性を高く維持することも同時に必要となります。
一つの現場単位で考えた際に、生産性を著しく低下させる原因の一つに「スタッフの離職」があげられます。
一般的な退職理由の調査には、「LGBTQ当事者として働きづらかった」という項目は過去に見たことがありません。
しかし、LGBTQ当事者の方々の老後の課題に目を向けてください。
当事者の方々の老後の課題として「転職が多く老後の貯えが十分ではない」ということが見えてきます。
当事者の方々は転職をすることが多いという調査結果も出ています。

そして、日本のLGBTQ人口は、全体の10%を超えています。
当事者の方々が働きやすい職場環境整備に取り組まない職場には、
実に10%近くの“働きづらさを感じている”方がいるという可能性に注目していただきたいと思います。
まとめますと、当事者の方々が働きやすい職場環境整備は、
10%近くの“働きづらさを感じている”方々の転職リスクを軽減する効果に繋がることは想像に難くないと思います。

また、今後、介護業界においては特に競争が激化して、
利用者が集まらないという現象がさらに顕著になると思われます。
同時にLGBTQ当事者の方々が“住みづらくない”高齢者施設も必要になってきます。
欧米にはそういう施設が既に存在しています。
では、どうするか。まずは当事者の方々が働きやすい職場環境整備を行い、
LGBTQの方々が使いやすいサービスを提供することへ繋げていくということが必要ではないでしょうか。

まとめますと、どんなに環境が変化しても、
“多様性を認め合うという“という考え方は、結果として、働き手を集めること、利用者を集めること、
法人の生存戦略につながっていくと考えます。
これはもちろんLGBTQという面に限ったことではありません。

今回のセミナーで、ダイバーシティー&インクルージョンの一環として、
LGBTQ当事者の方々も働きやすい職場づくりについて知っていただき、
私たちの法人を含め多くのサービス提供者が、当事者の方々も使いやすい
医療介護福祉サービス提供の発展へ繋げていく素地として、
まずは働き手のステージから作るということに取り組むきっかけとしていただくことができれば幸いです。

=========================

LGBTQの方が身近にいない、自法人には関係ない 等、
関心を持たれていない経営者様も多いかもしれません。

今回、LGBT理解増進法も成立し、この機会に
様々な側面から、真剣にこの課題と向き合えたら・・と思います。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。